クロスカブ(JA60)に乗っていて、
「最近エンジン音が大きくなった気がする」
「発進時や加速が少し重たい」
と感じたことはありませんか?
それはタペット(バルブクリアランス)のズレが原因かもしれません。
この記事では、実際にクロスカブ(JA60)でタペット調整を行った経験をもとに、
クロスカブのタペット調整方法・適正値・注意点を初心者にも分かりやすく解説します。
通勤やツーリングで距離を走る方は、ぜひ参考にしてください。
クロスカブのタペット調整とは?
タペット調整とは、エンジン内部にある
吸気バルブ・排気バルブの隙間(バルブクリアランス)を適正値に調整する作業です。
エンジンは金属部品の集合体なので、
- 走行距離
- エンジンの熱
- 使用環境
によって、少しずつ隙間が変化していきます。
この隙間がズレると、
- エンジン音が大きくなる
- 吹け上がりが悪くなる
- 燃費が落ちる
といった症状が出やすくなります。
クロスカブJA60でタペット調整が必要な理由
クロスカブは耐久性の高いエンジンですが、
通勤や日常使いで距離を走る人ほど、タペットのズレが出やすい傾向があります。
わたしの場合は、
往復約80kmの通勤で毎日使用しており、
3か月ほど経つとエンジン音の変化を感じるようになりました。
そのため、
- 3か月〜半年
- 走行距離3,000〜5,000km
を目安に、点検・調整するようにしています。
クロスカブ タペット調整に必要な工具
最低限、以下の工具があれば作業できます。
- シックネスゲージ
- ソケットレンチ
- スパナまたはメガネレンチ
- プラス・マイナスドライバー
- 10mm,6mmのHEXレンチが必要。
あると便利なものとして、
- ゴム手袋
- ウエス
- 明るい作業灯
も用意しておくと安心です。
クロスカブ タペット調整の作業手順
① 外装・カバー類を外す
まずはバルブ周辺にアクセスするため、
エアクリーナーボックスやカバー類を外します。

わたしは外装を外したらエアクリーナーボックスは上方にずらしてよけてます。
無理な姿勢で作業するとネジをなめやすいので、
焦らず確実に外すことがポイントです。
② 圧縮上死点(Tマーク)を合わせる
タペット調整で最も重要なのが、
圧縮上死点を正しく出すことです。

クランクを回し、
- フライホイールのTマークを確認
- 吸気・排気両方のロッカーアームがフリーになっている状態
を作ります。
ロッカーアームが軽くカタカタ動けばOKです。
③ シックネスゲージでバルブクリアランスを測定
シックネスゲージを使って、
吸気・排気それぞれの隙間を測定します。

クロスカブ(JA60)の目安値
| 部位 | クリアランス |
|---|---|
| 吸気(IN) | 0.08mm |
| 排気(EX) | 0.20mm |
感触としては、
少し抵抗を感じながら入る状態が適正です。
④ タペットを調整する
調整ネジを少しずつ回し、
シックネスゲージの抵抗感を確認しながら調整します。
注意点として、
- ナットを締めると数値が変わりやすい
- 必ず締めたあとに再測定する
ことが大切です。
⑤ 元に戻してエンジン始動
すべての調整が終わったら、
- カバー類を元に戻す
- 工具の置き忘れがないか確認
- エンジン始動
を行い、異音がなければ作業完了です。
タペット調整後にエンジン音はどう変わった?
調整後は、
- エンジン音が明らかに静かになった
- 発進時のもたつきが減った
- 回転の上がり方がスムーズになった
- 燃費の向上
といった変化を感じました。
派手な変化ではありませんが、
エンジンが本来の調子に戻った感覚があります。
クロスカブのタペット調整でよくある失敗
圧縮上死点がズレている
→ 正しいクリアランスが出ません。
数値ピッタリを狙いすぎる
→ 少し余裕を持たせた方が安定します。
暖気後に調整してしまう
→ 必ず冷間時に行いましょう。
クロスカブのタペット調整に関するよくある質問
タペット調整は初心者でもできますか?
工具と手順を守れば可能ですが、不安な場合はショップに任せるのも正解です。
調整しないとどうなりますか?
エンジン音の悪化や性能低下、最悪の場合は部品の損傷につながります。
どれくらいの頻度で必要ですか?
3か月〜半年、または3,000〜5,000kmを目安にしています。
まとめ
クロスカブ(JA60)のタペット調整は、
- エンジンを長持ちさせる
- 走りを快適に保つ
- 自分でできる基本メンテナンス
として、覚えておいて損はありません。
エンジン音や走りに違和感を感じたら、
ぜひ一度タペット調整を検討してみてください。








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